工務店・建設業の廃業を決めたとき、意外と困るのがユニック車(クレーン付きトラック)の処分です。「走行距離が多いから値段なんてつかないだろう」「古すぎて売れない」と諦めて、スクラップ業者に二束三文で引き渡す方は少なくありません。しかしユニック車の中古需要は根強く、年式が古くても想定以上の買取額になるケースは多いのです。
この記事では、廃業時にユニック車をできるだけ高く売るための相場の目安・業者選びのポイント・よくある失敗を、建設業の廃業に詳しいリサーチャーが解説します。
📌 この記事のポイント
・ユニック車は年式・走行距離によって買取額に大きな幅がある
・トラック専門の買取業者に出すと一般重機業者より高値になることが多い
・複数社で競わせる「一括査定」が損をしない鉄則
・不動車・事故車でも査定対象になる場合がある
ユニック車の買取相場|年式・積載量別の目安
ユニック車の買取価格は、積載量(クレーン能力)・年式・走行距離・アーム状態によって大きく変わります。下記はあくまで目安ですが、処分を考える前の参考にしてください。
| タイプ | 年式の目安 | 走行距離の目安 | 買取相場(参考) |
|---|---|---|---|
| 小型ユニック(2t〜3.5t) | 5年以内 | 10万km以内 | 150万〜350万円 |
| 小型ユニック(2t〜3.5t) | 10年以内 | 15万km以内 | 50万〜150万円 |
| 小型ユニック(2t〜3.5t) | 15年超 | 20万km超 | 5万〜40万円 |
| 中型ユニック(4t〜5t) | 10年以内 | 15万km以内 | 100万〜350万円 |
| 大型ユニック(10t) | 10年以内 | 15万km以内 | 250万〜600万円 |
| 不動車・要修理 | 年式問わず | 問わず | 数万円〜(部品取り需要あり) |
上記はあくまで参考値です。同じ車両でも査定する業者によって50万〜100万円以上の差が出ることも珍しくないため、1社だけに任せるのは禁物です。
廃業時にユニック車が高く売れる理由
「こんな古い車が売れるのか」と驚く方が多いのですが、ユニック車には以下のような独自の需要があります。
- 海外輸出向け需要:日本製クレーン付きトラックはアジア・中東・アフリカ等で非常に人気。国内では古くても海外では十分に使われる
- 国内中小建設業の需要:新車の価格高騰を背景に、中古のユニックを探している業者が多い
- 部品取り需要:エンジンや油圧系のパーツ単体でも流通しており、不動車でも価値がつく場合がある
- 古河ユニック・タダノなどブランド価値:国産メーカー製クレーンは特にブランド評価が高く、古くても値がつきやすい
廃業時にユニック車を高く売る3つのコツ
コツ1:トラック専門の買取業者に出す
重機専門・一般中古車業者に比べて、トラック・ユニックを専門に扱う買取業者は流通ルートが広く、価格を高く出せる傾向があります。廃業の現場で「重機と一緒にまとめてスクラップ屋に」と処分してしまうと、本来売れる金額の半分以下になることもあります。
コツ2:複数社で査定額を競わせる
ユニック車の価値は業者の販路次第で大きく変わります。最低でも2〜3社に査定を取り、一番高い業者に売るのが鉄則です。一括査定サービスを使えば、一度の問い合わせで複数業者の金額を比較できます。廃業手続きで忙しい時期こそ、まずオンラインで査定依頼だけ入れておくのが賢い方法です。
コツ3:アーム・フック・操作盤の状態を整えておく
クレーン部分の動作確認ができる状態のほうが査定額は上がります。廃業直前に「整備が行き届いていない」と思っていても、アームが伸縮する・フックが動く・オイル漏れがないといった基本的な状態確認だけで評価が変わります。また、車検証・整備記録がそろっていると信頼性が上がります。
こんな状態でも売れる?よくある疑問
| 状態 | 買取の可否 | ポイント |
|---|---|---|
| エンジンはかかるがクレーン不動 | △ 要相談 | クレーン修理費次第で価格が変わる。まず査定を |
| 走行20万km超えの高走行車 | ○ 売れる | 輸出向け需要があり、年式次第では高値も |
| 車検切れ | ○ 売れる | 買取業者が対応するケースが多い |
| 廃車寸前・事故歴あり | △ 部品取り扱い | 数万円〜での引取りになる場合が多いが値はつく |
| アーム・ブームが変形 | × または格安 | 修理費を差し引いた額での提示になることが多い |
よくある質問
Q. ユニック車と重機を同時に売りたいのですが、まとめて査定してもらえますか?
A. トラック・重機の専門業者であれば、ユニック車とバックホウ・クレーン等をまとめて査定・引取りに対応しているところがあります。廃業で複数台を一度に処分したい場合は、まとめて相談できる業者を選ぶと手間が省けます。
Q. 出張査定・引取りに費用はかかりますか?
A. 多くの専門業者は出張査定・引取りを無料で行っています。廃業の忙しい時期でも、電話やWebで依頼するだけで業者が来てくれるため、作業場や車庫に置いたまま手続きできます。
Q. 売却益は廃業の確定申告でどう処理しますか?
A. 事業用車両の売却益は原則として事業所得または譲渡所得として申告が必要です。廃業年の確定申告で処理するため、買取業者から発行される売却証明書・領収書は必ず保管しておきましょう。詳細は税理士への確認をおすすめします。
まとめ:廃業でユニック車を「捨て値」にしない
工務店・建設業の廃業時に出てくるユニック車は、年式が古くても相応の価値があります。スクラップ扱いにしてしまう前に、まずトラック専門の買取業者に無料査定を依頼することが、廃業費用の一部を回収する最善の方法です。
複数社に査定を取り、最も高い金額を提示した業者に売る——この1ステップを踏むだけで、数十万円の差になることも珍しくありません。廃業の片づけをしながら、使わなくなった車両を有効に現金化しましょう。
\ まずは1分で査定依頼——トラックファイブは専門業者だから高く買える /
▶ 無料査定を依頼する【トラックファイブ】※ユニック車・ダンプ・重機など建設業の車両を専門に買取。廃業・業務縮小での相談も歓迎。

