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産業廃棄物の換算係数(立米→トン)計算ツール|廃業で作業場を片付けるときの重さの目安

廃業で作業場や倉庫、資材置き場を片付けると、木くずや廃プラスチック、金属くず、解体で出たコンクリートの破片など、さまざまな産業廃棄物が出ます。処分を業者に頼むと、費用は重さ(トン)で見積もられることが多い一方で、現場では「軽トラ何杯分」「何立米」と体積でしか把握できないのが普通です。この差を埋めるのが、環境省が示している換算係数です。このページでは、立米を入れるだけで重さの目安が出る計算ツールと、換算係数の一覧、計算するときの注意点をまとめました。

産業廃棄物の重さを計算する(立米→トン)

種類を選んで量を入れると、その場で重さの目安が出ます。片付けでは木くずと金属くず、コンクリートの破片というように複数の種類が一度に出ることが多いので、行を足して合計まで出せるようにしています。

計算機が表示されない場合はこちらから開けます。

出てくる数字は、処分の見積もりを取る前に全体の量の見当をつけるためのものです。業者から提示された金額が重さに見合っているかを確かめる材料にもなります。

換算係数は環境省通知(平成18年12月27日 環廃産発第061227006号)別添2の参考値です。通知でも「マクロ的な重量を把握するための参考値」とされており、実際の重さは状態や積み方で変わります。処分費の見積もりやマニフェストへの記入など、正確な数値が必要な場面では計量した値を使ってください。

産業廃棄物の換算係数一覧(環境省の参考値)

環境省が平成18年12月27日に出した通知(環廃産発第061227006号)の別添2に、産業廃棄物の種類ごとの換算係数がまとめられています。1立方メートルあたり何トンになるかを示した数字で、全24品目は次のとおりです。

番号産業廃棄物の種類換算係数(t/㎥)
1燃え殻1.14
2汚泥1.10
3廃油0.90
4廃酸1.25
5廃アルカリ1.13
6廃プラスチック0.35
7紙くず0.30
8木くず0.55
9繊維くず0.12
10食料品製造業、医薬品製造業又は香料製造業において原料として使用した動物又は植物に係る固形状の不要物1.00
11とさつし、又は解体した獣畜及び食鳥処理した食鳥に係る固形状の不要物1.00
12ゴムくず0.52
13金属くず1.13
14ガラスくず、コンクリートくず(工作物の新築、改築又は除去に伴って生じたものを除く。)及び陶磁器くず1.00
15鉱さい1.93
16工作物の新築、改築又は除去に伴って生じたコンクリートの破片その他これに類する不要物1.48
17動物のふん尿1.00
18動物の死体1.00
19ばいじん1.26
20産業廃棄物を処分するために処理したものであって、前各号に掲げる産業廃棄物に該当しないもの1.00
21建設混合廃棄物0.26
22廃電気機械器具1.00
23感染性産業廃棄物0.30
24廃石綿等0.30

通知自体に、この表は「あくまでマクロ的な重量を把握するための参考値」であると明記されています。個々の現場の重さを保証する数字ではない点に注意してください。なお、特別管理産業廃棄物のうち感染性産業廃棄物と廃石綿等以外は、それぞれ1〜19の該当する品目の係数に準じるとされています。

計算のしかたと注意点

計算そのものは単純で、体積(㎥)×換算係数=重さ(t)です。たとえば木くずが4立米あれば、4×0.55で約2.2トンになります。

注意したいのは、同じ種類でも状態によって重さが変わることです。乾いた木材と雨を吸った木材、細かく砕いたものと大きな廃材のままのものでは、同じ体積でも重さが違います。係数は平均的な目安なので、実際の重さはこれより重くも軽くもなり得ます。

もう一つ間違えやすいのが、コンクリートの扱いです。解体や改築で出たコンクリートの破片(がれき類)は1.48、それ以外のガラス・コンクリート・陶磁器くずは1.00と、係数が分かれています。どちらに当たるかで結果が5割近く変わるので、出どころを確認してから選んでください。

体積の見積もり方については、通知の中で「2t車1台」のような場合には、積んだ廃棄物の体積を推計して係数を掛ける方法があると示されています。荷台の内寸(縦×横)に積んだ高さを掛けると立米が出ます。ただし廃材はすき間が多く、見た目の体積が実際より大きくなりがちなので、多めに出た数字は少し割り引いて考えるのが無難です。

廃業の片付けでよく出る産業廃棄物

工務店や建設業の廃業で、作業場・倉庫・資材置き場から出やすいのは次のようなものです。

種類片付けで出る例換算係数
木くず端材、型枠、パレット0.55
廃プラスチック養生シート、塩ビ管の切れ端、梱包材0.35
金属くず鉄筋の端材、足場の部材、古い工具1.13
がれき類作業場の土間や塀を壊したときのコンクリート1.48
建設混合廃棄物分別しきれずに混ざったごみ0.26

建設混合廃棄物は係数が0.26と小さく、重さだけ見ると軽く済みそうに見えます。ただ、分別されていないぶん処分の単価が高くなりやすいと言われます。重さだけで判断せず、分けられるものは分けておくと、処分費を抑えやすくなります。

古い建物の建材には、石綿(アスベスト)が含まれていることがあります。表の「廃石綿等」は特別管理産業廃棄物で、処理は許可を持つ業者に委託する必要があります。解体や改修の前には石綿の事前調査も義務づけられています。自分で扱わず、専門業者に相談してください。

処分費を抑えるなら、先に売れるものを分ける

処分費は重さに比例して増えていくので、処分に出す量そのものを減らすのがいちばんの節約です。金属くずは鉄やアルミなどの有価物として買い取られることがあり、処分費を払うどころか値段がつく場合もあります。

古い工具や発電機、溶接機なども、動かなくても買取の対象になることがあります。詳しくは廃業時の発電機・溶接機・コンプレッサーは売れる?小型機械の買取相場と処分の判断で解説しています。重機や車両が残っているなら、処分の前に廃業時の建設機械・重機の買取完全ガイド|ユンボ・ローダーを高く売る相場と業者選びで相場を確かめておくと、片付け全体の収支が変わります。

何を売り、何を処分するかの順番は廃業時の在庫・材料・工具の処分方法|産廃で損せず現金化する仕分けと順序を解説でまとめています。片付けたあとの資材置き場の土地をどうするかは資材置き場が売れない!廃業時の処分費用をかけずに「そのまま」現金化する方法、廃業にかかる費用の全体像は工務店・建設業の廃業にかかる費用はいくら?総額の内訳と相場を徹底解説を参考にしてください。

よくある質問

Q. 計算したトン数を、そのままマニフェストに書いてもいいですか?

A. 通知では、実際に委託した廃棄物のトン数を記載することが基本とされ、それが難しい場合にこの換算表を参考にしてよいとされています。計量した値があるなら、そちらを使ってください。

Q. 軽トラ1台分は何立米ですか?

A. 荷台の大きさは車種によって違うため、一律には言えません。荷台の内寸(縦×横)に積んだ高さを掛けると立米が出ます。実際に測ってから計算すると、目安の精度が上がります。

Q. 石綿(アスベスト)を含む廃材も計算できますか?

A. 重さの目安は出せますが、処理は別の話です。廃石綿等は特別管理産業廃棄物で、許可を持つ業者に委託する必要があります。計算の結果は量の見当をつける目的にとどめ、処理は専門業者に相談してください。

Q. 金属くずにも処分費がかかりますか?

A. 鉄やアルミなどは有価物として買い取られることがあります。処分に出す前に、スクラップとして引き取ってもらえないか確認すると、処分費を減らせる場合があります。

産業廃棄物の重さは、処分費を見積もるときの出発点です。ただ、換算係数はあくまで目安で、実際の重さは状態や積み方で変わります。まず目安で全体の量をつかみ、売れるものを先に分けてから、処分の見積もりを取ってください。

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廃業の流れ・準備
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地方出身・都心在住。数年以内に実家の事業を「廃業・承継・Iターン」のどれにするか決断を迫られている当事者です。自分が調べた廃業の手続き・お金・資産整理の情報を、国税庁など公式情報を確認しながら記録・整理しています。※税理士・弁護士などの専門家ではないため、具体的な判断は各専門家・行政窓口へご相談ください。

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